ちょっと特殊な靴の加工とオーダーメイドインソール。難病があっても元気に走り回れるように！

フィルフィートのブログを閲覧いただきありがとうございます。

そうです、久々の投稿です。

ブログや経理に手がつけられないほど

子どもからプロスポーツ選手、GPS加工など

本当に多くのご依頼をいただき仕事に明け暮れておりました。

（なら人雇え！ってツッコまれそうですね笑）

私のニッチな仕事もだんだん認知されて
嬉しいばかりです。

ホームページを疎かにすると

皆さんに検索されなくなっちゃうので

何とか時間をみつけてこれからも頑張ります。

さて、

早速ですが、今回ご紹介するのは

難病指定の障がいをもったお子様に取り組んだ事例のご紹介です。

SNSでは公表したこともありますが、

実は私、小児リハにもずっと携わっており、

数々の症例にも対応しております。

今回は児童発達支援事業・放課後等デイサービスを

管理されている方からご紹介をいただき、

お母さん自身も
「この子のためになるならできる限りのことを取り組みたい」

とご相談をいただきました。

Kくんの特徴的な症状として
全体的な浮腫や左右の体つきが異なるなど、その影響から脚長差も生じていました。
脚力も違うので当然ながらとてもアンバランスな歩きをしています。

また、発達の遅れがあることから
こちらの指示が入りにくいのも特徴です。

そんなKくんですが、
まず私が提案したのは外靴・上靴の買い替えからでした。

そして具体的には…

①左右の足サイズが異なるため、左右それぞれの足サイズで靴を揃える。

②機能性が高い靴を選び、その靴に脚長差対策の特殊加工を行う。

③外靴は足サイズにマジックテープの靴が存在しないので紐靴をマジックテープ仕様に加工する。
（※紐を結ぶことができないため）

④オーダーメイドインソールで歩き方を改善させる。

という
なかなか大手術的な内容でご提案しました。

すぐにご了承を得たので、
まずはおススメした外靴と上靴を買いそろえてもらいました。

そしてこれらを履いた動きなどを細かくチェック。
一旦これらをお預かりし、脚長差対策とマジックテープ仕様、
さらにオーダーメイドインソールの加工を行いました。

↑紐靴をマジックテープ仕様に。
慣れるまでコツはいるけど、自力での着脱が可能。

なるべく目立たないよう加工した脚長差対策。

もちろん上靴も同じように脚長差対策の補高加工。

外観にも気を使っています。

仕上がりに驚いていたお母さんですが

履いた歩きをみていただくと「歩きやすそう！」と

感じていただけました。

この時点ではまだまだ改善点はありましたが、

発達障害に伴いやすい「感覚性過敏」の懸念もあり、

徐々に変化を与えたほうがリスクを抑えられるので

そのまま一定の期間使用してもらい、様子をみることに。

心配していた過敏などの影響はなく順調な経過だったので

その後インソールで脚長差の補正と気になる箇所の
再調整を行いました。

外靴、上靴それぞれインソールで補高調整へ。

お母さんからは
「今までになく走りやすそうに過ごしていましたし、特に痛みを訴えることもありませんでした！」

と違いを実感していただけました。

「どこに行っても足のことを見てもらえなかったので本当に嬉しかったですし、今後もずっとお世話になりたいと思います」

と、こちらが嬉しくなるお言葉を頂き、
私もさらに自信に繋がりました。

今更ですが、私は理学療法士。
なので考え方は靴医学がベースとなっています。

医学と靴分野のハイブリット的存在なので

全国的にも数少ない人種だと思います。

普通では難しい症例でも

ご対応できる自信がありますので

悩んだらすぐにご連絡下さいね！

宗像市を拠点とし福岡県内を中心に活動する
足の専門家「フィルフィート」

外反母趾・内反小趾・タコ・ウオノメ
扁平足・凹足・開帳足・浮指・O脚・X脚
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を中心に専門的な視点からアプローチし、
根本的な解決を目指します。