扁平足について

扁平足

外反母趾に引き続き、こちらもご相談の多い扁平足。
扁平足と聞くと足がべたっと床についている状態を思い浮かべると思います。
扁平足の多くは無痛性なので人によっては気付かない方もいらっしゃいますね。

そこで扁平足について少し掘り下げて、フィルフィートが取り組む活動をご紹介したいと思います。

扁平足とは？

扁平足を説明する前に、まず足には３本のアーチがあるのをご存知でしょうか？

①内側縦アーチ
②外側縦アーチ
③横アーチ
といった３つのアーチが足には存在します。

このアーチの役目とは
・衝撃の吸収・緩和
・バランス保持
・前方への推進
など、様々な機能があり、歩行には大切な機能となっています。

扁平足とは分かりやすく言うと、
主に内側縦アーチの機能が低下している状態のこと。
アーチが保つことができず床に「べちゃっ」となったイメージですね。
キーポイントは「後脛骨筋」！
筋力の低下などで起こりやすいです。
また、扁平足は外反母趾や外反足、開帳足などと一緒に併発しやすくなりますので注意が必要です。

でも、細かいことを医学的に言うと、外見上土踏まずがなくても、体重がかかった状態でレントゲンを撮った時、地面と舟状骨との間に距離があればそれは扁平足ではないともされています。

ん～、なかなか複雑ですよね。

次に扁平足の種類についてお話します。

扁平足にも種類がある！？

扁平足はとても有名ですが、実はいろいろな呼び名があります。

〇幼児期扁平足と成人期扁平足
〇有痛性扁平足と無症候性扁平足
〇強直性扁平足と弛緩性扁平足
・・・など。

いろいろな呼ばれ方があるのはそれだけいろいろな症状があるからです。

この中でも特に知ってほしいのは幼児期の扁平足。
子どもの足とは最初は脂肪層でできているためぷにぷにしてますよね。
もちろん筋肉が未発達なものですから実は子どもは扁平足が当たり前なんです。
その後、成長とともに筋肉が発達することでアーチは作られます。
ちなみにおよそ３歳～７歳前後でアーチが形成されると言われます。
（1000人以上の足計測の経験上、特に３～４歳の頃に発達します）

ですので何が言いたいかというと、
「子どもの扁平足は自然に治ることが多い」ということです！

ただし全てのケースがそうとは限りません。
不安を解消できる情報として知っておくと便利ですが、やはり油断は禁物。
分からないときはいつでもご相談ください。

こんな症状ありませんか？

☑足が疲れやすい
☑片足でつま先立ちがしにくい
☑歩くと痛む
☑内側のくるぶし付近が腫れている
☑膝が痛む
☑地面を蹴りにくい
☑後ろ（かかと）から見ると薬指や中指まで見える

余談ですが、スポーツ選手が扁平足に見える場合、足裏の筋肉が発達しすぎてそう見えるケースもあります。

フィルフィートが取り組む改善策

対策①　足のサイズを把握し、正しい靴の選択

まずはサイズや特徴を知ること。
その後適切なアドバイスをお伝えします。
（基本的にはフットプリントでの対応）

またフィルフィートでは扁平足改善対策として「カウンターのある靴」を推奨しています。
※カウンターの説明はこちらから。
扁平足の多くはクセのある歩きをされるため、しっかりとしたカウンターのあるシューズを使用したほうがかかとが安定し、歩きやすくなります。

※フィルフィートでは靴の購入も可能となっております。
→合う靴をお持ちでない場合や買いに行けない場合などにも対応できますのでお気軽にご相談下さい。

対策②　足部のトレーニング

ここは理学療法士としての強み。
適切な運動方法を大人用・子ども用に分けて指導・アドバイスできます。
足部の筋肉を鍛えることで改善できるケースもございます。

対策③　オーダーメイドインソール

多くの実績を残しているフィルフィートが最も得意としており、効果が期待できる分野です。
医学的根拠をもとに作製していきますので他にはできない世界にあなただけのオーダーメイドインソールを提供します。
推奨は「カウンターのある靴」ですが、その他のあらゆるシューズにも対応できます。
但し、靴によってはインソールができないものやおススメしない場合がございますので予めご了承ください。

オーダーメイドインソールの作製過程や料金など詳しい情報についてはこちらからご覧ください。